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リハビリテーション科

リハビリテーション科

当院では脳神経内科・外科領域に特化をしたリハビリテーションに対応しております。
より質の高いリハビリテーションが提供できるよう環境を整えています。
様々な神経疾患に対して、患者さん一人ひとりに合わせたリハビリテーションプランを提案し、生活の質を向上させるサポートを行っています。また、自宅での自主トレーニングの指導も行っており、患者さんの状態に合わせた包括的なケアを提供しています。
脳卒中、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、脊髄小脳変性症、多発性硬化症、慢性炎症性脱髄性多発神経根炎、重症筋無力症などの疾患は患者さんやその家族にとって大きな影響を与える可能性があります。そのため、それぞれのリハビリテーションプランを作成し、患者さんがより良い生活を送るためのサポートを行っています。

リハビリテーション科の設備

リハビリテーション機器を使用し、全ての方に良質な施術を提供しています。最新の機器を導入することで、効果的で効率的なリハビリテーションが行えることが期待されます。これにより、患者一人ひとりに合わせた高度なリハビリテーションが実現でき、治療の質の向上が期待されます。

テクトロン

テクトロンは、従来のテクトロンに加えてランダムアクセス波と高電圧のパルス波“ネオV³(ブイキューブ)波”を組み合わせ、最大380Vという真の高電圧治療が可能なものです。この新しいシリーズは以下の特長を持っています。

真の高電圧治療

テクトロンは、最大380Vの高電圧が瞬時に供給され、通常の低周波治療器の数十倍の電流を瞬間的に流すことができます。
神経ブロック効果: 高電圧パルス波により神経ブロック効果が得られ、効果が5~10秒で期待されます。これは深い部位の神経や筋肉にアクセスするための有効な治療手段となります。

深層部の筋収縮作用

高電圧パルス波は深層部の筋群に対して優れた筋収縮作用を示し、変形性関節症や関節リウマチ、または長時間筋肉を動かさなかった場合の筋委縮の改善が期待できます。

可動域の改善

筋収縮作用や神経ブロック効果により、テクトロンの新シリーズは関節の可動域を改善する効果が期待されます。
これらの特徴により、テクトロンはより効果的な治療を提供し、患者の症状や状態に合わせた適切な治療が可能です。

スーパーライザー

近赤外線を活用した治療機器は、体の深部まで到達する特殊な光を使用して治療を行います。以下はその主な特長や効果です。

血液の循環改善

近赤外線は血管を通り抜ける能力があり、その効果により血液の循環を改善します。これにより、局所の酸素供給が増加し、組織への栄養供給も向上します。

鎮痛・消炎効果

近赤外線の照射により、痛みや腫れを抑える鎮痛・消炎効果が期待されます。特に関節痛や肉離れ、頭痛、肩こりなどに対して緩和の効果があります。

自律神経の調整

近赤外線治療は自律神経のバランスを整え、神経をリラックスさせる効果があります。この効果により、五十肩や自律神経失調症などの症状に対しても効果を発揮します。

自然治癒力の引き出し

近赤外線が細胞に働きかけることで、細胞のエネルギー生産が促進され、自然治癒力が引き出されるとされています。これにより、怪我や損傷が早期に修復される可能性があります。

広範な適用

さまざまな症状に対応できるため、肩・腰・膝の関節痛から肉離れ、頭痛や肩こり、五十肩、自律神経失調症、血行障害など、広範囲な症状に対して緩和の効果が期待されます。
近赤外線治療は非侵襲的で安全性が高く、患者にとって負担が少ない治療法の一つです。

理学療法による
リハビリテーション

理学療法は、運動機能の維持や改善を目的とし、日常生活で不可欠な動作能力の回復に焦点を当てています。歩行、座位、起立、寝返りなどの基本的な動作能力の向上を促す治療が行われます。運動療法、物理療法、動作訓練などが理学療法の主要な要素であり、当院では物理療法をメインとしたリハビリテーション機器を活用し、各患者に適したプランを提供しています。
理学療法の対象者は、主に運動機能が低下した方々であり、その原因は病気やケガに限らず、高齢や手術による体力低下などが含まれます。以下は具体的な理学療法の対象となる疾患や状態の例です。

運動器疾患

  • 手足、脊椎の骨折
  • 腰痛、頸部痛
  • 肩関節周囲炎
  • 退行変性疾患
  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 靭帯損傷
  • 変形性関節症
  • 四肢の切断
  • 運動器由来の様々な疼痛

脳血管疾患

  • 脳卒中
  • 脳の外傷
  • 中枢神経の変性疾患

呼吸器疾患

  • 慢性閉塞性肺疾患
  • 肺炎
  • 結核後遺症

心疾患

  • 心筋梗塞
  • 狭心症

内科的疾患、体力低下

  • 糖尿病
  • 高齢
  • 術後体力低下
  • 運動機能の低下により要介助状態になる可能性のある高齢者
  • メタボリックシンドロームによる運動指導対象者

これらの疾患や状態に対して、理学療法は運動機能の回復や改善を目指し、患者さん一人ひとりに合わせたリハビリテーションをご案内します。